森の宮皮フ科クリニック

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森の宮だより

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悪性腫瘍 基底細胞がん

基底細胞がんは皮膚がんの一種です。

皮膚は、表面に近い部分から、表皮、真皮しんぴ、皮下組織に分かれます。基底細胞がんは、表皮の一番下の層にある基底細胞や、毛包(毛根を包む組織)を構成する細胞から発生する腫瘍しゅようです

体の表面のどこにでもできますが、顔に発生することが多いがんで、転移することはまれです。発生要因としては、紫外線、放射線などが関係していると考えられています。

 

〈症状〉

基底細胞がんの多くは、わずかに盛り上がった直径1~2mm程度の黒い点が、皮膚の表面にあらわれます。次第に数個の黒い点が集まり、円や楕円の形に広がります。さらに進行すると中央がへこんで潰瘍化します。

 

症例①

↓上の写真を拡大撮影したものです。

症例②

 

症例③

 

〈検査〉

基底細胞がんが疑われた場合には、ダーモスコピー検査が行われます。ダーモスコピー検査とは、ダーモスコープというライトがついた拡大鏡を使って、皮膚の状態を詳しく観察する検査です。ライトを当てながら、病変部を10~20倍程度に拡大して詳しく観察します。悪性かどうか、目で診察した場合よりよく分かります。

ダーモスコピー検査でも診断が難しい場合には、皮膚の生検を行います。

 

〈治療〉

通常病変辺縁より3~5mm離した手術により切除することが一般的です。

手術で病変の取り残しがないことが確認できれば、その後は定期的な経過観察を行います。

切除が困難な部位に発生した例や、年齢や合併症などで手術が難しい場合は放射線で治療することもありますが、手術にくらべ根治性は劣ります。

極めてまれですが、局所進行性の病変や転移をきたした例に対して抗癌剤による治療が行われることがあります。

 

〈予後〉

転移を生じることはほとんどないため生命予後は良好です。しかし切除しない限り正常組織を破壊しつつ無制限に増殖するので、早期の外科的治療が必要となります。

 

 

きになる症状等あれば、一度診察にお越しください。

 

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(旧 緑の森皮フ科クリニック)

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