森の宮皮フ科クリニック

皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・形成外科・アレルギ―科
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レーザートーニング・スタックトーニング -当院オススメのシミ治療その2-

| レーザートーニング・スタックトーニング
シミの1つである肝斑の治療のために開発された照射法です。低出力のレーザー照射より、シミの原因であるメラニンを徐々に排除していく治療法です。

お肌のシミには、様々な種類があります。
通常のシミは一般に言うレーザーで取り除くことが可能なのですが、唯一治療が難しいシミがあります。それが肝斑です。

最近はテレビでも一般にも知られるようになった肝斑ですが、
詳しく知りたい方はこちらもご覧ください→「シミ治療を受ける前に
まずは肝斑について写真で見ていきましょう。

 

 

このように、肝斑というのは両頬に刷毛で塗ったような茶色い色素が発生する病態です。通常のシミのように輪郭ははっきりしませんが、目のキワには発生せず数cm離れた部分を中心として広く生じます。時に点状に両頬に多発するADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と言われるアザ(20代を中心に発生し、通常のレーザー治療を複数回で改善)との区別が難しい場合もありますが、ほぼ外見上で診断できる疾患です。

肝斑の治療は非常に難しく、これまでなかなか良い結果を得ることが出来ませんでした。通常の高出力のシミ取りレーザー(Qスイッチレーザーやルビーレーザー)やフォトフェイシャル治療では皮膚の炎症によりかえって悪化してしまう場合があり、診断が非常に大切です。従来の治療では、美白剤を塗ったり、トラネキサム酸(トランシーノ、トランサミン)、ビタミンC等の内服やケミカルピーリング、美白剤の導入治療が主として用いられてきました。これのみで効果を得ることも多いのですが、不十分であったり無効例も多く、その治療に関しては絶対的なものはありません。

 

| 肝斑のためのシミ治療
現在、かさぶたを作らない程度の低出力のレーザー照射による治療:レーザートーニングという手法が肝斑治療の選択肢として新たに登場しました。この方法は、刺激すると濃くなってしまう反応性のシミとも言える肝斑に対し、複数回のマイルドな治療で丁寧にメラニンを排除していくレーザー照射法で、痛みも軽度で日常生活も制限することなく治療可能です。この手法に従来の手法を組み合わせることによって、肝斑のコントロ-ルが出来るようになってきました。

 

| そもそも肝斑の原因って?
肝斑は主として女性に発生し、様々な要因によってできる反応性の色素沈着です。抑えることは出来ても完治は難しい肌質です。糖尿病や高血圧と同じように体質に依存しており、女性ホルモン、紫外線感受性が関与していると言われ、妊娠やストレスなどによる女性ホルモンバランスの変化、過剰な日焼け、肌の擦りすぎによって影響を受けます。そのため治療後のスキンケアを正しく行い、悪化させないように気をつける必要があり、当院での治療に加えてこれらを総合的に管理しながらケアを進めていく必要があります。

 

| 肝斑の治療
まず、肌質診断を行い、肝斑かどうかの判断をします。
生活習慣、スキンケア方法などをお伺いし、誤っている部分を指導した上で治療を計画していきます。飲み薬で改善する方もいるので、これと美白剤の塗り薬をまず第一に考えます。その上で美白剤の導入治療や、ケミカルピーリングによる皮膚のターンオーバー(代謝)を促進させる方法を選択肢としつつ、レーザートーニングによる治療の適否を判断します。レーザートーニングは2週間に1回程度(もちろんこれより多くても可能です)の通院を要しますので、これが可能かどうかも重要です。急ぐ場合、より良い結果を求める場合などには様々な方法を組み合わせると効率が良いでしょう。

 

| 具体的な治療
レーザートーニングですが、当院で用いているレーザーはアレックストライバンテージという機種です(写真4)。通常のレーザートーニングに用いられるQスイッチNd:YAGレーザーの一種ではありますが、レーザートーニングの用途以外にも多機能で、肌質に応じて波長やパルス幅を変えられる世界最新機です。
このアレックストライバンテージの最大の特徴は、レーザー照射時間が従来機種より長いということです。肝斑というのは刺激しすぎると悪化するために低出力照射をする必要がある、と述べました。他の機種は「トップハット型」というレーザー波形がより均一なことを売りにしていますが、これでも極端に照射が強ければ、肌の色が白く抜けてしまう場合もあります。このアレックストライバンテージはトップハット型のレーザー波形を持つというだけではなく、レーザーそのものの発振形態がマイルドなのです。つまり、レーザーの瞬発力をマイルドにして更にダメージを回避することが出来るのです。これは世界最大の医療レーザーメーカーであるシネロンキャンデラ社が長年かけて開発してきた技術であり、今のところこの機能を有するのはアレックストライバンテージだけです。機器が高額で機能が複雑なために、レーザー専門のクリニックを中心として導入されています。
実際の照射においても、他の機種がレーザー照射をする手を常に止めないで照射しないとダメージが大きいとされるのに対し、スタックトーニングでは、手の動きを止めて狙うべきところをしっかりと照射できるのです。この手法は、スタックトーニングの開発者である宮田形成外科・皮ふクリニックの宮田成章先生が開発された手法ですが、学会や医師向けセミナーでも発表・講演されており、この機種を用いた肝斑治療においてはスタンダードとなっています。1回で少し薄くなる方もおりますが、通常3回目から効果発現することが多く、通常6回の治療が標準的な回数です。

 

図4

 

 

| 治療の流れ

診察・カウンセリング・悪性のチェック

洗顔・メイク落とし

施術・照射

施術後・照射後、メイクをしていただき、ご帰宅。

 

| 副作用・リスクについて

・施術時に多少のまぶしさ・痛み

・軽い赤みやヒリヒリ感→数時間から数日で解消

・色素沈着・色素脱失

・稀に腫れ・水ぶくれ

・稀にうぶ毛の濃い部位に毛包炎

・稀にシミの部分が濃く変化しかさぶた

 

 

| 費用について

13,000円〜

※詳しい料金はこちら→「料金表」

 

| よくある質問 Q&A

1 レーザートーニングは痛いですか?
ピリピリする程度で、ほとんど痛くありません。むしろ心地よいとおっしゃられる方もいます。

2 何回くらい治療を行えばいいですか?
2−4週間に1回、合計6回の治療をお勧めしています。

3 レーザートーニングのダウンタイムを教えてください。
ほとんどありません。当日は少し腫れた感覚を実感される方もいます。

4 治療後の注意点はありますか?
スキンケアとして、治療後なるべく日焼けは避けていただきます。また洗顔やメイク落としの際にこすり過ぎないよう注意しましょう。

5 レーザートーニングだけで肝斑は良くなりますか?
肝斑は体質に依存しており、女性ホルモン、紫外線、摩擦など様々な面が関与しています。肝斑のコントロ-ルのためには普段のスキンケアや、飲み薬、塗り薬や美白剤の導入治療など従来の手法を組み合わせると効率が良いでしょう

 

 

医療法人社団伸緑会 森の宮皮フ科クリニック(練馬区石神井公園駅徒歩30秒)

(旧 緑の森皮フ科クリニック)

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FAX 03−3996−1113