お子様のスキンケアの必要性について

お子様の肌はすべすべしているように感じますが、肌は敏感で乾燥しやすいです。

皮膚を清潔に保ち、しっかり保湿をすることによって、皮膚トラブルが起こりにくい肌になっていきます。

 

最近の研究により、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが毎日のスキンケアで予防できるというこ とがわかってきました。

子供の皮膚をバリア機能の弱い無防備なままにしておくと、ほこり、ダニ、花粉、食べ物などのアレルギー物質が体内に入り、アレルギーを発症する可能性があります。

特 に、赤い、痒いなどの湿疹のある皮膚はバリアが崩壊していますので、アレルギーを予防するために も、一刻も早くバリア機能を回復させるための治療を受けてください。

基本的なスキンケアとしては、洗うと守るを丁寧に、確実に行いましょう。

 

洗う
入浴、シャワーのお湯の温度は40度以下のぬるめのお湯を使用します。

石けんをしっかりと泡立てて、 タオルやスポンジなどは使わずに手でやさしく洗いましょう。

泡でふわふわと洗うイメージです。

 

守る（保湿や日焼け止め）

生後3か月から赤ちゃんの皮膚は急に乾燥しやす くなります。

ですから生後3か月ごろから中学生になるくらいまでは肌質や季節に関係なく、年間を通じてなんらかの保湿剤による全身のスキンケアを続けます。

 

保湿剤の塗り方

①お風呂の後の場合は、なるべく早く保湿をしましょう。５分以内に保湿をすると効果的です。

②保湿剤を手に取り、皮膚のしわに沿って横方向に塗っていきます。

★手足などは縦方向に塗ってしまいがちですが、横に伸ばすように塗布することで、皮膚のキメに沿って塗布することになり浸透が高まります。

③塗った後はテカテカ光って、ティッシュが張り付くくらいです。

 

★少ない量を、塗ったか塗ってないかわからないくらい に薄くすり込むのではなく、保湿剤の膜で赤ちゃんの 肌を『守る』気持ちで、皮膚にのせるように塗 ります。

 

保湿剤の選び方

『水分』、『油分」、『コーティング』が保湿剤の大切な要素です。保湿剤には、水分の多 いローションタイプやや油の多いクリームタイプ、油性の軟膏タイプなどがあります。

遺伝的に乾燥肌かそうでないか、アトピー性皮膚炎があるかないかによって、また、季節や、 使い心地などの好みに合わせて使い分けます。
1日2回保湿剤を使用する場合は、朝に塗りやすいローションタイプ、夜は油性のタイプな どと使い分けても良いです。

 

赤ちゃんも日焼け止めを
赤ちゃんも、お散歩に出るようになる生後半年くらいから日焼け止めを使いましょう。赤ち ゃん用の日焼け止めには、敏感肌用のものが多く、安全に使えます

ただし、たくさん汗を かく夏や、水遊びをするときなどは、水で流れてしまいにくいものを使用し、日常的にはお湯だけでも落とすことができる日焼け止めを使うなどの使い分けをお薦めしています

当院にも、赤ちゃんでも使える２e(ドゥーエ)の日焼け止めの取扱いがありますので、ご相談ください

 

 

中学生になるくらいまではお風呂上 りなどに毎日必ず保湿をしてください。スキンケ アは習慣です

毎日の歯磨きと同じように、お子様が慣れてしまえるように、おうちの方も一緒に保湿をしてみてくださいね！

 

 

医療法人社団伸緑会　森の宮皮フ科クリニック（練馬区石神井公園駅徒歩３０秒）

（旧　緑の森皮フ科クリニック）

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