森の宮だより
Clinic Blog
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こんにちは(^^)!スタッフのAです。
年の瀬になり皆様お忙しく過ごされてる事かと思います。
体調は崩されていないでしょうか。
今日は、粉瘤(アテローム)についてです。
当院では粉瘤など、できものの手術を積極的に行っています。
粉瘤とは、体のどこにでもできるできもの、しこりです。通常は中央に臍(へそ)と呼ばれる入り口があり、ここを中心に皮膚の下に袋ができている状態です。袋の中には角質(いわゆるアカ)がたまっており、袋が破裂する、あるいは細菌感染を起こした場合には赤く腫れて痛みを伴うようになります。
感染リスク、破裂するリスク、腫れるリスクなどもあり、それを鑑みて手術を行っています。
腫れてしまった場合には手術の前に注射剤で炎症を引かせるか、腫れが強いものは切開して膿を出し、一旦炎症を抑えます。
手術と聞くとびっくりしてしまうかもしれませんが、5分から10分ほどで終わる簡単な手術です。
注射にて局所麻酔をした後に切開をして粉瘤の袋を取り除きます。
傷口に関しても、大きい粉瘤や感染を起こしていない粉瘤であれば、ほとんどが1cm以内で済みます。
粉瘤は小さい手術跡で切除することかできるんです^_^
傷は縫い合わせるか、小さな傷は縫わずに傷が塞がってくるのを待ちます。およそ1週間から2週間ほどで塞がってきます。
縫合に関して、当院での手術後は傷跡がよりきれいに治るように、表面から見えないところは溶ける糸で縫い合わせていきます。
その後さらに皮膚の表面を縫い合わせますが、こちらは1-2週間後に抜糸が必要です。
このように当院では、より傷跡が小さくなるように一手間かけて縫合を行います。
術後は1週間後(部位によっては2週間後)の抜糸、もしくは傷がふさがるまで、傷を洗った後に軟膏を塗り、絆創膏で保護することが必要です。
<<手術の流れ>>
①粉瘤の周囲を消毒
②粉瘤の部分にだけ、なるべく痛みが出ないように工夫しながら局所麻酔
③痛みがないことを確認し、切開
④小さな傷口から粉瘤の中身と、粉瘤の袋を取り出す
⑤生理食塩水で洗浄し、残りがないか確認
⑥傷跡がなるべく残らないように丁寧に縫い合わせる、あるいは軟膏を塗り傷が塞がるのを待つ
通常の粉瘤の他、炎症を起こして膿が溜まっている例、何度も腫れて癒着が強い例など、数多くの粉瘤を経験しておりますので、安心してお任せ頂ければと思います。
粉瘤をとるか迷っている方は、一度ご相談ください。
手術は予約制です。当日すぐの手術を除き、採血にて肝機能、腎機能、止血能力、感染症の有無などを確認させて頂いております。
<<手術料金>>
非露出部(半袖、半ズボンで隠れる部位とお考えください)
・保険が3割負担の患者様
直径3cm未満 3,840円
直径3~6cm未満 9,690円
直径6cm以上 12,480円
・保険が1割負担の患者様
直径3cm未満 1,280円
直径3~6cm未満 3,230円
直径6cm以上 4,160円
・手術料金以外に全国一律の初再診料・処方せん料・病理検査費用(1,000~3,000円)が別途かかります。
露出部(頭、顔、首、肘から指先、膝から足先までとお考えください)
・保険が3割負担の患者様
直径2cm未満 4,980円
直径2~4cm未満 11,010円
直径4cm以上 13,080円
・保険が1割負担の患者様
直径2cm未満 1,660円
直径2~4cm未満 3,670円
直径4cm以上 4,360円
・手術料金以外に全国一律の初再診料・処方せん料・病理検査費用(1,000~3,000円)が別途かかります。
<<副作用、リスクについて>>
術後の発赤、出血、一時的な色素沈着のリスクがあります。詳しくは診察時にお伝えさせていただき、万が一副作用が起こってしまった場合も治療方法がございますので、ご安心ください。
医療法人社団伸緑会 森の宮皮フ科クリニック(練馬区石神井公園駅徒歩30秒)
(旧 緑の森皮フ科クリニック)
保険診療はもちろん、できものの検査・手術や美容のご相談など、お気軽にお越しくださいませ。
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一般皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・形成外科・アレルギー科
院長 大垣淳
TEL 03−3996−1112
FAX 03−3996−1113