｜症状と原因
皮膚科の中で最も多いお悩みです。かゆみのある赤みや乾燥肌、ざらつき、粉を吹く、ひび割れするなどの症状が現れます。症状が悪化すると水疱（みずぶくれ）や膿疱（ウミ）を形成したり、苔癬化（皮膚が厚くガサついた状態）するなど様々な形をとります。時に結節（シコリ）を作ることもあり、体のどこにでも現れます。原因が明らかでないものが多いのですが、アレルギー性疾患の一症状となっている可能性もあり、アレルギー検査など血液検査で原因を特定することもあります。

｜治療
湿疹は放置しても自然に良くなることは少なく、早めの治療が大切です。自己流でかえって悪化させ、諦めてほったらかしにしている場合もあります。治療はステロイドの塗り薬を主体とし、かゆみが強い場合には飲み薬も併用します（疾患によっては飲み薬を併用しないと治らないものもあります）。塗り薬の使用量や回数、また改善してからの薬のやめ時なども知っておくことが大切です。およそ１〜２週間で治りますが、シコリを形成した場合にはナローバンドUVBによる紫外線治療や免疫抑制剤（シクロスポリン）の飲み薬も併用します（いずれも保険適応です）。

これまで他院で治らなかった湿疹、市販薬で改善のなかった湿疹に関しては、使用していたお薬の詳細が分かるよう、お薬手帳や実物をお持ちいただけるとスムーズに診療が可能です。

医療法人社団伸緑会　森の宮皮フ科クリニック（練馬区石神井公園駅徒歩３０秒）

（旧　緑の森皮フ科クリニック）

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院長　大垣淳

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