森の宮だより
Clinic Blog
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Bowen(ボーエン)病は、表皮(皮膚の浅いところ)の有棘層の細胞が癌化しますが、その増殖は表皮の中だけに留まり(表皮内癌と呼ばれています)、真皮(皮膚の深いところ)に及んでいない状態です。この状態であれば通常転移することはありません。
しかし、時間経過とともにがん細胞が真皮層にまでおよぶと転移の可能性のあるがん(ボーエン癌)に進行します。
〈症状〉
ボーエン病では、皮膚に特徴的な変化が生じます。具体的には、体幹や腕、太ももなどの皮膚において赤みを帯びた盛り上がりを示す、しみのような皮膚変化を生じます。痛みやかゆみを伴うことはありません。
原因によっては、単発性ではなく、多発性に皮膚変化を生じることがあります。また、Bowen(ボーエン)病で生じる皮膚変化は湿疹と間違われることがあります。
〈原因〉
Bowen(ボーエン)病の発症には、紫外線やヒトパピローマウイルスが関与していると考えられています。また、井戸水などを介したヒ素の摂取も発症に関与していると考えられています。しかし、実際にはこうした原因を特定できないこともあります。
〈治療〉
Bowen(ボーエン)病は、放置することで進行がんへと伸展することも懸念されるため、早期に治療を行うことが重要です。
Bowen(ボーエン)病の治療では、手術による病変部位の摘出や液体窒素を用いた凍結療法(液体窒素により細胞を破壊する)、抗がん剤を用いた薬物療法などが行われます。
病変の大きさや、進行具合にもよりますが、当院で可能な手術であれば保険内での治療が可能です。
難しい場合は大学病院等に紹介させていただきます。
当院での症例
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医療法人社団伸緑会 森の宮皮フ科クリニック(練馬区石神井公園駅徒歩30秒)
(旧 緑の森皮フ科クリニック)
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