森の宮だより
Clinic Blog
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|どんな症状?
乳児のオムツ装着部位に一致してできる湿疹で、尿に含まれるアンモニアや長時間オムツで密閉されることによる常在菌繁殖によって起こる刺激反応です。
|原因
乳児期の皮膚は肌を守るための皮脂の分泌が不安定で容易に外的刺激を受けやすい上、刺激物の侵入を防ぐための皮膚防御機能が未熟で免疫能力も十分ではありません。サイズの合わないきつい紙おむつも皮膚をこすって炎症を引き起こす原因となります。オムツかぶれは乳児寄生菌性紅斑という、カンジダによる感染症とよく似ていますが、時に判別が難しく合併することもあるので、適宜感染症の検査が必要なこともあります。
|治療
カンジダが確認できれば抗真菌薬の塗り薬を始めますが、オムツかぶれも併発している場合にはかえって悪化することもあり、ステロイドの塗り薬を併用しながらの治療になります。逆に、安易なステロイド外用は容易にカンジダ感染を招くため、治りにくいオムツかぶれの場合にも感染症の検査を行います。またオムツかぶれが落ち着いた後も、再度悪化することを防ぐ意味でスキンケアとしての保湿を行っていく必要があります。
医療法人社団伸緑会 森の宮皮フ科クリニック(練馬区石神井公園駅徒歩30秒)
(旧 緑の森皮フ科クリニック)
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一般皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・形成外科・アレルギー科
院長 大垣淳
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