森の宮だより
Clinic Blog
Clinic Blog
しみ対策のトレチノイン
しみ対策として、トレチノインやレチノールが良い!なんて聞いたことがあるかもしれません。
名前が似ているけどどう違うの?なぜしみ対策になるの?という疑問を解決していきましょう。
トレチノインもレチノールも、ビタミンA類に分類され、他にもイソトレチノインやレチナールなどなどいろんな種類があります。
どれもお肌のターンオーバーを促進して、しみのもとのメラニンの排泄を促す効果があります。
では、違いは何でしょう。
ここではよく耳にする、「トレチノイン」と「レチノール」についてご説明します。
トレチノインとレチノールの違い
トレチノインとレチノールの違いは、生理活性(生体への作用)の違いにあります。
トレチノインの方が、レチノールよりも強く、50倍から100倍の強さがあるといわれています。
ではトレチノインだけでいいのでは、と考える方もいるかもしれません。
確かにしみに対する効果だけでみればそうかもしれませんが、効果が高い分、副作用も強くでます。
レチノイド反応と呼ばれる副作用です。
ターンオーバーを促進する効果があるため、皮向けやひりつき、赤みや乾燥等が生じる事が多いです。
これには個人差があり、日常生活に支障が出ない程度の方から、不快感が強く使用を継続できない方もいらっしゃいます。
(軽度であれば、休みながら継続していくことが可能です)
トレチノインは、その生理活性の強さから化粧品や医薬部外品への配合は認められていません。
少し作用は弱くなりますが、副作用も少ないレチノール(ピュアレチノールも同意)は配合がみとめられています。
つまり、トレチノインは効果が高い分医師の処方が必要(保険外)、レチノールは化粧品にも入っていて使いやすくなっています。
しみ対策のトレチノイン まとめ
しみ対策としてのトレチノインは、肌のターンオーバーを促進することでメラニンの排泄を促す効果を利用しています。
レチノイド反応を含め、肌の様子をみながら使用していく必要があります。
また、メラニンの産生を抑える ハイドロキノン(5g ¥3,300) を併用することもおススメしています。
しかし、塗り薬だけでしみ治療を行うには根気強く継続することが必要であり、時間がかかります。
時間がない!継続するのが難しい!という方はレーザー等他の治療もご用意がありますのでお気軽にご相談ください♪
小じわ、肌のハリ対策のトレチノイン
さて、トレチノインはしみへの効果だけではありません。
ターンオーバーを促進することに加えて真皮の線維芽細胞を刺激してコラーゲンの産生も促してくれます。
それにより、小じわの改善やお肌のハリをだしてくれます。
※しっかりと刻まれてしまっているものや、表情の変化によるしわは適応外です。
その場合はヒアルロン酸注入やウルトラセルQプラス、ボトックス注射等が適応となる場合が多いです。
当院のトレチノイン治療
当院では2種類の濃度のトレチノインを販売しています。(初回の購入時には医師の診察が必要です)
トレチノイン0.05% (5g ¥3,850) / 0.1% (5g ¥4,400)
まずは3カ月間0.05%を使用し、お肌が慣れてからご希望の方は0.1%に濃度を上げていただきます。
また、レチノール配合の「ナノメッドVA」(¥ 7,150)もご用意があります。反応がやさしく、こちらもおススメです。
トレチノインの使用方法
夜の洗顔、保湿の後にシミや小じわの気になるところに塗り広げてください。
トレチノインは夜だけの使用、朝は必ず洗顔をし、日焼け止めを塗ってください。
皮向けや乾燥、赤み等(レチノイド反応)が生じ、辛かったり日常生活に支障が出る場合には一度塗るのをやめ、お肌の状態が戻ってから再開してください。
ご興味があるかたは一度ご相談くださいね☆
医療法人社団伸緑会 森の宮皮フ科クリニック(練馬区石神井公園駅徒歩30秒)
(旧 緑の森皮フ科クリニック)
保険診療はもちろん、できものの検査・手術や美容のご相談など、お気軽にお越しくださいませ。
ご予定がおわかりになる患者様はご予約(電話予約可)していただききますと、よりスムーズにご案内できます。
美容カウンセリングを含む美容施術は完全予約制となっております。
保険内での診察は予約なしでも診察させていただきます。(アイチケットで来院前の順番取りも可能です)
一般皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・形成外科・アレルギー科
院長 大垣淳
TEL 03-3996-1112
FAX 03-3996-1113