｜Bowen（ボーエン）病
ボーエン病とは、皮膚ガンの一種です。皮膚ガンと一口に言っても様々な種類があり、進行な緩徐なものは日常生活でも単なるできものと見過ごされていることも多いです。一見すると悪性なのか判断に迷うこともあります。以下の写真をご覧ください。

 

拡大でわかりにくいのですが、左の下腹部の赤いできもので、他の病院で擦り傷の診断で数年間塗り薬をもらうも改善がなく、大きくなってきたとのことで当院を受診されました。

通常ホクロなどのできもの検査は、ダーモスコピーと呼ばれる検査器具を用いて良悪性の判断をしますが、それでも診断が難しい場合には手術による検査も検討します。こちらの患者様は、皮膚生検（病変の一部を採取し検査すること）を行ったところBowen（ボーエン）病という診断となり、当院で切除いたしました。病変は幸い取り残しもなく、術後の再発所見もなく当院で定期的に通院していただいております。

一見すると、「これが皮膚ガンなの？」と疑ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、放っておくと有棘細胞癌という悪性腫瘍へと進行し、全身へ転移する可能性もあります。幸い初期の段階での切除でしたので、病変を取り切れれば問題ない状態でした。

 

できもの治療だけでなく良悪性のチェックだけでも構いません、お気軽にお越しくださいませ。

 

 

 

医療法人社団伸緑会　森の宮皮フ科クリニック（練馬区石神井公園駅徒歩３０秒）

（旧　緑の森皮フ科クリニック）

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一般皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・形成外科・アレルギー科

院長　大垣淳

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