医療アートメイク
医療アートメイク
一般的に【落ちないメイク】として知られているアートメイクは、専用の針を用いて皮膚に直接色素を入れていく治療です。アートメイクは人の皮膚に針等で色素を入れるものであり、危険性の高い行為であるため、医療行為となっています。
当院での医療アートメイクは、皮膚科・美容皮膚科に精通した正看護師が欧米や韓国などの多種多様なアートメイク技術を応用して行う最新のアートメイク施術です。
医療アートメイク治療は、皮膚の表皮~真皮浅層(約0.01~0.3mm)に専用の針を用いて皮膚に直接色素を定着させる施術です。皮内にとどまった色素は皮膚表面をこすっても落ちないため落ちないメイクとして広く知られています。眉、アイライン、リップのアートメイクがその代表です。
当院の医療アートメイクは、皮膚科・美容皮膚科クリニックでの勤務経験が豊富な看護師がお一人お一人のパーソナリティーに合わせてカウンセリングから施術~アフターケアまでを担当しております。現在、当院はアートメイク専門の看護師は2名おり、それぞれ国内および海外のアートメイクスクールや講習で世界最先端の技術を学んで日々の施術に活かしています。
そのため、パウダー、マイクロブレーディング、コンビネーション、2D、3D、4D、EMBOなど、多種多様な技術を患者様のご要望に合わせたオーダーメイドのように仕上げていくため、幅広い年齢や肌質の方へ対応ができることも特徴です。
パウダー眉
1点1点を描いていく技法。メイクしたようなふわっとした印象に仕上がることが特徴。
マイクロブレーディング眉
毛を1本1本描いていく技法。自毛が増えたようなしっかりとした印象に仕上がることが特徴。
コンビネーション(4D)眉
パウダー眉とマイクロブレーディング眉のコンビネーション。両方の特徴を兼ね備えたオーダーメイドのような仕上がりに。
アイライン上
インサイドもしっかりと施行しているため、目元がよりくっきりとした印象に。
予約・お問い合わせ
基本的に完全予約制のため、受診前にあらかじめお電話にてお問合せのうえご予約をお願いいたします。
来院・診察・カウンセリング
医師・スタッフ・アートメイク専門看護師が患者様の悩みと治療の目的を把握したうえで、肌の状態やお顔の構造・バランスなどを考慮し、お一人一人に合わせた治療計画が提示されます。使用する機器とその特徴、施術技法、メリット・デメリット、治療にかかる時間や費用、術後の経過、治療前後の注意点などをお伝えし、内容をご理解いただいた上で治療の同意書にサインをいただきます。
アートメイクはお一人お一人の骨格や表情筋、顔全体のバランス、パーソナリティーなど、しっかりとカウンセリングを行いながら進めていきます。年齢を重ねても美しいアートメイクが維持できるように治療をご提案します。
場合によっては他の施術との併用治療(例:ボトックス、脱毛等)などをこちらからご提案することもあります。
デザイン
アートメイクの中で一番大切な時間です。アートメイクは1度入れると数年持つものですので細かい部分までご納得いただけるまでとことん相談します。特に初回は一からデザインしていきますのでしっかり時間をかけて形を決めていきます。こんな眉にしたいなという理想の眉見本がもし手持ちにありましたら写真や画像などご持参ください。
麻酔
外用局所麻酔薬を約15-30分使用します。個人差はありますが、痛みの約7割程度を抑えることができます。塗るタイプの麻酔ですので注射はありません。
治療
技法や施術回数、肌質、痛みの程度により施術時間は異なりますが約40-60分/回です。施術中は止血効果のある外用局所麻酔薬を併用していきますので痛みは軽度です。痛みを強く感じることがありましたら麻酔をしっかりと効かせてから施行いたしますので、遠慮なく施術担当者にお伝えください。出血は技法や肌質によって異なりますが、軽くにじむ程度です。随時、鏡にて仕上がりを一緒に確認しながら進めていきます。色やデザインなど気になる箇所がありましたらその都度施術担当者にお伝えください。
アフターカウンセリング
最終仕上がりの確認を行います。ご自宅でのケア方法について説明書を用いてご説明します。施術部位以外のメイクに関しては当日から可能です。施術部位のアフターケアは軟膏塗布など約1週間程度必要となりますが日常生活に支障がでるものではありません。
アートメイク専用の針や色素を用いて、皮膚に直接色素を定着させていきます。塗るタイプの外用局所麻酔薬を使用するため、個人差はありますが基本的に痛みは軽度です。
他の美容施術や治療を受ける場合には相互作用のあるものもありますので当日の施術を中止、あるいは施術時期の調整が必要になることがあります。美容皮膚科での施術だけでなく、他院で行う施術、エステ、美顔鍼、美容室に行く等のお顔や施術部位に関わりのある予定がある方は必ずお知らせください。
普段のメイクがどのような雰囲気か、どのようなデザインが好みかなどの参考になりますので、ぜひ普段メイクしている方はメイクをしてきてください。時々、アートメイクを入れるからと眉をすべて剃ってくる方がいますが、自毛がどのように生えているのかもデザインや色素を選ぶ上での大切な情報となります。眉は施術3日前までに手入れを済ませておいてください。可能であればある程度眉毛が伸びている状態の方が施術は行いやすいです。
麻酔クリーム(軟膏)を使用しますが、痛みが完全にゼロになるわけではありません。チクチクとした多少の刺激感は残ります。しかし、ほとんどの方がおしゃべりしながら施術が受けられるくらいの程度です。個人差はありますが、生理周期や体調不良の際は痛みが強く感じられることもあります。注射での麻酔は行いません。
最新のアートメイクは技法にもよりますが、基本的に従来のものよりも浅い表皮部分中心に施術するので、人前に出られないほど濃くはなりません。特にパウダー技法に関しては、施術直後でも違和感なくきれいにメイクした程度の濃さです。施術当日、そのままお仕事に行く方もいらっしゃいます。
当院では、診察・カウンセリングとデザインに重点を置いているため、基本的には初回120分~180分時間、2回目以降90分~120分程度のお時間を頂戴しています。あくまで目安となります。患者様施術部位によってはそれ以上に時間がかかる場合もありますので詳細は担当看護師までご相談ください。また、ご予約当日はお時間には余裕をもってご来院ください。
アートメイクはタトゥーの一種になりますので基本的にMRIメーカーとしては禁止としているそうです。
しかし、実際にはアートメイクの色素では含有金属や色素量がタトゥーと大幅に異なりますので、MRI検査は医師判断で受けることが可能としている医療機関が多いです。
現段階ではアイラインのアートメイクで第Ⅰ~Ⅱ度熱傷(MRI検査中に熱さを感じる、発赤ができる、水疱ができる程度の火傷)の報告があります。(平成29年10月現在)
最新の研究段階では、アートメイクに含まれる酸化鉄よりも電磁誘導による誘導電流が熱傷の原因ではないかと報告されています。そのため、アイラインを上下囲ったような形で施行されている方はMRI検査を受ける際に必ず閉眼する・アイスパック等で冷やしながら撮影をする等の工夫をすることで、熱傷のリスクは最小限にとどめられます。
また、アートメイク色素により軽度のMRI画像の乱れ(アーチファクト)が起きることがありますが、アイラインの場合、眼科専門医の見解では、眼疾患判定にアートメイクによるアーチファクトは特に影響がないとのことです。(医療アートメイク学会報告一部抜粋)。
アートメイクにおけるMRI検査時の対応は各医療機関にて異なります。MRI検査をお受けになる医療機関の指示に従って検査を受けていただきますようお願いいたします。
未成年の方へのアートメイクは、ご本人様の意思と承諾、ご家族の同意、医師がご本人様の健全な育成の補助目的であると判断した場合にのみ施術可能としております。
東京都においては、東京都青少年の健全な育成に関する条例にて入れ墨やアートメイクに関する法規制がないため、基本的には施術は可能です。しかし、アートメイクがタトゥーの一種であり施行後何年も皮膚に残る施術であるため、メリット、デメリットを十分にお伝えして、しっかりとカウンセリングを行いながら本当に必要であるか見極めて施術を行わせていただいています。汎発型円形脱毛症、抜毛症、乏毛症、無毛症、外傷性脱毛症、薬剤性脱毛症などで眉にお困りの方はご相談ください。
アイラインの施術を受ける際にはまつ毛エクステンションは除去した状態でご来院ください。まつ毛エクステンション装着中のアイライン施術はお断りさせていただきます。アートメイク施術部位がアイライン以外の場合には除去の必要はありませんが、ふき取り等の際にまつ毛エクステンションに触れる可能性がありますのでその点はご理解ください。
眉毛エクステンションにつきましては、多くの場合は化粧落としで簡単に外れるため、施術時に眉毛エクステンション除去に承諾いただければ、装着した状態で来院していただいてかまいません。
必要があれば施術は可能です。当院ではアートメイク施術のできる助産師が在籍しております。妊娠中および授乳中の方への施術はアートメイク施術のできる助産師が担当いたします。
金属アレルギーがある方やアレルギー体質の方へ、パッチテストやプリックテストでの事前検査が可能です。ご心配な方は事前にお知らせください。(検査代:10,000円 税別)
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