
タトゥー・アートメイク除去
タトゥー・アートメイク除去
当院では、ピコレーザー(ピコシュアPicosure®)によるアートメイクやタトゥーの除去を行っております。
ターゲットとなる色素(刺青のインク)がレーザー光を吸収し、その色素を破壊します。破壊された色素は免疫細胞によって取り除かれます。一度の治療では難しく、複数回の治療が必要となります。治療回数はインクの量や深さ、カラーに含まれている成分(チタン・アルミニウム・亜鉛・鉛・銅など)で治療回数が異なります。
黒・紺・青・緑・紫(赤・橙・黄・白以外)となります。
黒一色に見えても、白や他の色のインクが混ざっている場合があります。
また、インクの成分により変色を起こす可能性があります。
従来のレーザー(Qスイッチレーザー)では、黒以外の色はあまり消すことができませんでした。ピコシュア®は黒以外の色も対応しているので、今まで傷跡が残る外科手術(皮膚切除、削皮法、植皮・皮膚移植など)でしか除去できなかったカラー入れ墨を、傷跡が残らないレーザー治療だけで除去することが可能になりました。
ピコレーザーと呼ばれるレーザー機器はいくつかありますが、米国・欧州・オーストラリアなど、入れ墨除去治療の先進地域で症例数が多いのはサイノシュア社の「ピコシュアPicosure®」です。
予約・お問い合わせ
基本的に予約制のため、受診の前にあらかじめ予約することをお勧めします。
診察・カウンセリング
医師が患者様の悩みと治療の目的を把握したうえで、あなたに合った治療計画が提示されます。
使用する機器とその特徴、メリット・デメリット、治療にかかる時間や費用、術後の経過、治療前後の注意点などをお伝えし、内容をご理解いただいた上で治療の同意書にサインをいただきます。
(また当院アートメイクアーティストにより、除去後のデザインをお話し合いの上、デッサンを行い、はみ出した部分のみを除去する事も可能です。ご希望の場合には予約時にお申し出ください)
麻酔クリームの塗布
レーザーの照射部位に麻酔クリームを塗布し、時間をおきます。
施術
実際にレーザーを照射してタトゥー・アートメイクを消していきます。
施術後
レーザーの照射部位に軟膏を塗り、患部の状態によりガーゼ保護をして終了です。
照射直後には照射部位が白色となり、数分後にわずかな出血や点状出血がみられる場合があります。
照射翌日には褐色の点状のかさぶたができることがあります。かさぶたができた場合、1~2週間ほどで自然に剥がれます。
施術内容 | ピコレーザー(ピコシュアPicosure®)による黒・緑・青・茶色などのカラータトゥー・アートメイクの除去 |
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処置時間 | カウンセリング15〜30分 麻酔15~30分 レーザー照射5~30分程度 |
治療頻度 | 一度の治療では難しく、複数回の治療が必要となります。 治療回数はインクの量や深さ、カラーに含まれている成分(チタン・アルミニウム・亜鉛・鉛・銅など)で治療回数が異なります。 患部の完治後3週間を経過後、追加の照射が可能です。 |
治療 | カウンセリング、レーザー照射、軟膏処置指導、アフター診察 |
治療後の通院 | レーザー照射1~2週間後に経過診察が必要です。 追加照射が必要な場合には、治療間隔を経た上でご予約および再来をご検討ください。 |
治療後のメイク | 患部を避ければ、当日からのメイクが可能です。 患部は、かさぶたが剥がれた後からUVケアを含めたメイクが可能となります。 |
痛み | 個人差があります。麻酔を使用していますが、輪ゴムで弾かれた様な痛みがあります。 |
日常生活 | 血行がよくなる事(酒、汗を掻くような体を温める行為、エステ)は数日〜1週間程度お控えください。 翌日からは通常の生活が可能となりますが、処置後のアフターケアに沿った傷の保護が必要となります。 |
術後の赤み・腫れ | 照射直後には照射部位が白色となり、数分後にわずかな出血や点状出血がみられる場合があります。 照射周囲にも赤みが出る場合があります。 照射後数時間は軽度のヒリヒリ感が残る可能性があります。 照射翌日にはかさぶたができることがあります。周囲の赤みは引いている事が殆どですが、患部はかさぶたに伴う軽度の痒みを感じることがあります。 |
施術に注意が必要の方 |
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表面麻酔(塗る麻酔)をしっかりしてから施術を行いますが、痛みはゴムを弾く程度の痛さと言われています。痛みの感じ方は個人差があり、照射する部位によっても異なります。痛みに弱い方は、ご希望に応じて、局所麻酔を使用することで痛みを軽減することができます(別途費用がかかります)。
従来のQスイッチレーザーでは熱破壊により肌への負担が大きいとされていましたが、ピコレーザーはその短い照射時間によりインク周辺の組織に与えるダメージが少ないとされています。
照射直後は、軟膏薬やガーゼを使用して、照射した部位を保護します。かさぶたができた場合は、1-2週間ほどで自然に剥がれます。レーザーを照射した後の肌は、とてもデリケートな状態ですので、肌へのダメージを抑えるため、UV対策が必要です。
治療期間は、刺青の範囲や色、深さによって異なりますので、一概には言えませんが、除去するまでには数回の照射が必要になります。
肌へのダメージが少なく、色素の粉砕力が強いピコレーザーでの治療では、多くの場合、半年~1年程で治療が終了しています。
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