森の宮皮フ科クリニック

皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・形成外科・アレルギ―科
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イソトロイン(イソトレチノイン)

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イソトロイン(イソトレチノイン)による治療を受ける
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イソトロイン(イソトレチノイン)によるニキビ治療

イソトロイン(イソトレチノイン)によるニキビ治療

ニキビの中でも、膿腫(のうしゅ)を伴う頬や顎のニキビは難治性と言われています。保険診療の範囲での抗生剤の内服や塗り薬で多くのニキビには改善がみられますが、年単位で保険診療を行っても治らないタイプがあり、膿腫を伴うニキビはその1つとされています。当院では通常の保険診療のニキビ治療で効果不十分な患者様の次の治療手段として本治療のご提案をしております。

イソトレチノインは欧米ではニキビ治療薬として20年以上の歴史があり、商品名はアキュテイン(Accutane)やロアキュタン(Roaccutane)、イソトロイン(Isotroin)といった名称で、日本を除く諸外国では重症ニキビの治療方法として、広く一般的に使用されています。

イソトレチノインはビタミンA誘導体を含む内服薬で、重症ニキビの治療に使用されています。
①皮脂腺を縮小して皮脂の分泌を抑え、②肌の異常な角化(皮膚が厚くなり毛穴が詰まる)を抑制します。また、③アクネ菌に対する直接的な殺菌作用はないものの、アクネ菌に対する免疫応答を正常化する働きがあります。費用は1日20mgで30日分ですと税込16,500円(薬の量により金額変更あり)です。ただし、副作用として肝機能に負担がかかることがあり、およそ1ヶ月ごとの定期的な診察ならびに血液検査をお願いしております。

内服できない方
  • 妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、1年以内に妊娠を希望している方、授乳中の方
    (妊娠中、またはイソトレチノインを服用中に妊娠した場合、短期間のいかなる量であっても胎児に先天異常、流産、早産、死産の危険性が極めて高いためです。)
  • 15歳未満の方・成長期で身長が伸びている方
  • イソトレチノイン製剤・トレチノイン製剤やビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
  • パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方
  • テトラサイクリン系の薬剤(ビブラマイシン、ミノマイシン、ミノサイクリン、ミノペン)を内服している方
  • 副腎皮質ステロイドを内服している方
  • フェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)を内服している方
  • 肝機能障害のある方
  • 中性脂肪・コレステロールの高い方
  • うつ病・その他精神疾患で治療中の方
  • 総合ビタミン剤(ビタミンA)内服中の方 ※βカロテンの摂取は問題ありません。
  • 脱毛中の方(光の感受性が高まるため、シミや色素沈着・瘢痕の原因となることがあります)
  • レーシック手術の前後6ヶ月間はイソトレチノインを服用できません。

治療の流れ

STEP01服用開始

服用にあたり初回・定期的(毎月をお勧めします)に採血が必要です。
服用を開始する際のニキビの状態により、1日1回20mgを目安にスタートします。
※女性の方は必ず次の正常な月経がはじまって2,3日目が過ぎるのを待ってから服用を開始していただきます。

STEP02服用開始2週間〜1ヶ月後

治療開始後、最初の1ヶ月は一過性にニキビの悪化が見られることがあります。平均して3ヶ月目くらいから、徐々にニキビが改善していきますが、ニキビが改善してからも再発を防ぐために治療を半年程度継続する必要があります。治療開始から3ヶ月程度経過しても、なかなか改善がみられない場合はイソトレチノインを40mgまで増量して内服することを検討します。

STEP0324週間(半年間)の治療

1クール24週間(半年間)の治療を行います。1クールの治療終了後、最低3ヶ月間は休薬期間を設けた上で、ニキビの再発が軽度であれば、治療は終了です。気になるほどの再発がある場合は、3ヶ月以上の休薬をとった後、2クール目の治療を行うか検討します。ニキビが再発したとしても、以前よりできにくい状態となることがほとんどですので、2クール、3クールと治療を重ねることで、ほとんどのケースでニキビが気にならない状態まで持っていくことが可能です。

副作用

下記の症状は多くが中止によって改善しますが、まれに持続する例もございます。

妊娠中 胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産
皮膚症状 治療初期にニキビの一過性な悪化(かゆみ、赤み等)、光線過敏
唇・口の中・鼻の粘膜・眼・皮膚の乾燥、脱毛、発疹(稀に皮膚粘膜眼症候群)
精神神経系 鬱、精神病(幻覚、幻聴)、自傷行為・自殺衝動などの重大な精神疾患
器官障害 肝機能低下、炎症性腸疾患、膵炎、筋骨格痛(運動すると起きやすい)
聴覚障害(聞こえにくさ、耳鳴り等)、視覚障害(角膜混濁、夜間視力低下等)
その他 めまい、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、疲労

イソトレチノインの副作用は多岐に渡るのですが、代表的なものは皮膚、口、鼻、眼の粘膜の乾燥です。この副作用はほぼ100%の患者様に起こります。乾燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があり、それに伴う赤ら顔や鼻血もよく起こる副作用です。これらは症状に応じて必要な対症療法を行なっていきます。

また光の感受性が高まるため、治療中および治療中止後1ヶ月間は脱毛・レーザー・光治療を中止していただきます。また治療中と治療中止後1ヶ月間は日焼けを避けてください。

原則ワクチン接種は治療中および治療中止後1ヶ月間は控えていただきます。インフルエンザワクチンの接種についてはこれまで有害事象が起きた例はありませんので、受けても問題はありません。それ以外のワクチンは接種開始の2週間以上前にイソトレチノインを休薬してください。接種後、不活化ワクチンは24時間、生ワクチンは3週間以上空けてから服薬を再開してください。

アルコールとの相互作用はありませんので一緒に服用しても大丈夫ですが、薬を飲む際は水で服用してください。大量のアルコールは肝機能障害が起こりやすいため、過度の飲酒はお控えください。

イソトレチノインを飲み忘れた場合、食直後の内服が理想ですので、当日中であれば次の食事の後に飲むようにしてください。次の食事を食べない場合は、気づいたタイミングで飲んでください。

検査では、主に肝機能障害が起こり得ます。非常に稀ですが、重篤な副作用として視力低下、視野障害などの目の異常、急性膵炎、急性肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アナフィラキシーショック、スティーブンス・ジョンソン症候群、自殺衝動などが報告されています。そのため当院では1ヶ月ごとの診察をお願いしており、毎月の血液検査を勧めております。そのため処方の最大量は2ヶ月分までとさせていただいております。

米国食品医薬品庁(FDA)の公表では、『服用期間中とその後1ヶ月間は妊娠、授乳、献血をしないこと』とされていますが、当クリニックではさらに安全性を重視し、服薬後6カ月間は妊娠、授乳、献血をしないように説明しています。

この治療は、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等について詳しくはこちらをご覧ください。